帰化申請 めんせつ 何を きかれるの?

【面接/日本語テスト/家庭・職場訪問】

申請書類Application documentsを受取ってもらってから、数か月後に面接を行います。

面接は配偶者等も行います。一人ひとり別々に面接をします。そして面接時に申請者本人に対する日本語テストの実施。また、家庭訪問や人によっては職場訪問が実施されると想定しておいてください。

 

●面接でたいせつなこと

『提出したすべての書類のかくにんをする!』

⇒提出した書類は、すべて「あなた」と「あなたの家族」のことについて書かれているものと、それを裏付けるエビデンス証拠書類です。

よって、「あなたは、すべて、書類について、わかっている」というのがベースにて、面接は行われます。また、配偶者(例:おくさん)は、あなたの帰化申請を十分に理解しているというのも同様です。

 

例えば、面接の内容は以下の項目です。

・生まれてから、いままでの事

・家族の事(自分の家族、奥さんの家族、あなたの結婚)

・日本での仕事の事(仕事内容、給料、将来)

・年金、税金

・悪いことはしていないか(違反/犯罪等)

 

その他、個々の気になるポイント(例:とうぜん、個々で異なる!)

・年金未払の時期があった

・交通違反をしている

・借入金がある

・クレジットカードの延滞

・配偶者がオーバーワークをしていた

・お金の大きな金額の出し入れがある(通帳)・・・・・

 

面接では、すべて正直に、ありのままを回答します。

上の「気になるポイント」も、事前に法務局に報告済みである前提です。

気になる事は、あらかじめ申請時等に正直に報告をしておきます。

⇒ただし、限度リミットを超えているような場合は、そもそも申請をやめておきますが、、、、

 

「私、私の家族のことは、すべて法務局に伝えています!なんでも聞いてください!私は、どうしても帰化したいのです!」

 

これが、帰化面接に限らず、外国という不利な場所にて面接を成功させるための基本的な準備であり姿勢だと考えてください。

 

●日本語テスト

 

「テスト」というと、ナーバスになる人も多いですが、帰化申請におけるこの「テスト」は簡単です。

ただし、「準備は必要」だと、思ってください。何も準備をしないで行くと、N1の人でも「再テスト」になる可能性はあります。

また、日本語のテストをやるやらない、どのようなテストをするのかの判断は、法務局や、その担当者によって異なります。

ただし、留学生⇒就労⇒帰化申請のように、ある程度の年齢になってから日本語学習を始めた人は、テストがあると思って準備をしておいてください。(N1やN2でもテストはあります)

 

テストのタイミングは、①最初の面談 ②申請後の面接時

  

テストの内容は小学校2~3年レベルの国語(ベースのルールは変更があります)

N3程度の国語ができていれば、十分にできる内容です。

 

 

事前に学習しておくpointは「読んで、書けるようにしておく」ことです。

会話自体は慣れている人が多い反面、「書く」ということは、漢字に限らず苦手にしている人が多いです。

これは日本人も同じですが、PC等で文字を書くケースが多く、実際に「ペンをもって字を書く」とういチャンスが少ないためです。

帰化の申請書類の一つに「動機書(どうきしょ)」があり、これは、自分の手で書かなければなりません。

ちゃんと「書き順」をわかってかいているのか、それとも「図」を写しているのかは、その書類をみれば、すぐにわかります。

 

・「ひらがな」「カタカナ」は、書き順をまもって、正確にかけること。

・小学校3年ぐらいまでの漢字は、書き順通りにかける。最低でもすべて読める。

(漢字の数は、1年(80字)2年(160字)3年(200字)です。まずは、1年と2年の漢字のよみかきができるようにしておきましょう。)

・簡単な文章を書けるようにしておく(例えば「あなたの奥さんは、どのような人ですか?」というような問に対して、文章で40字程度で書けるようにしておく)

・文章理解で、書いた文章や読み聞かされた文章の理解度を見るものです。

私に相談に来た人には、市販のテキストなどを紹介し、毎日少しだけ、コツコツやることをおすすめしてます。

 

●家庭訪問/職場訪問

これも、やるかどうかは決まっていません。

 

あたりまえのことですが、「職場訪問(あなたの会社に行く)」で分かるように、

仕事自体も就労ビザ(申請内容)にマッチしていなければなりません。

 

法務局の人が会社に連絡や訪問をして、あなたのマネジャーと話をした時、

「そもそも仕事とビザがあってませんね!」なんてことになると、大変ですね💦💦💦

就労ビザ「3年の期間」が必要になってきたのも、このような事を避けるためなのでしょうか。